タイ旅行者必読！タイ在住者が選ぶバーツ両替で失敗しないおすすめ両替所

旅費を節約するうえで重要なのが、タイバーツの両替です。空港、銀行、現地の両替所、さらには日本国内など、どこで両替するのが最もお得か悩む方も多いのではないでしょうか。

特に、2024年現在、タイバーツの価値が上昇しているため、少しでもレートの良い場所で両替することが大切です。

この記事では、両替で損をしないためのポイントや、おすすめの両替スポットを分かりやすく紹介します。賢く両替をして、快適で充実したタイ旅行を楽しみましょう！

タイバーツ両替の基本知識

1. タイバーツとは？

タイの公式通貨で、1バーツ（THB）は100サタン（satang）に分けられます。

紙幣は20、50、100、500、1000バーツが一般的で、硬貨も1、2、5、10バーツが主に流通しています。

2. 両替レートの仕組み

両替レートは、為替市場の動きや両替所ごとの手数料設定により変動します。

• 銀行間レート（インターバンクレート）：最も純粋な市場価格ですが、個人が利用する場合には適用されません。
• 売買レートの差（スプレッド）：両替所が利益を得るための仕組みで、場所によって異なります。

2024年12月現在の為替レートは、1バーツ（฿）＝4.511円です。このレートで10,000円をバーツに両替すると、約2,217バーツになります。
例えば、ポテトチップス1袋が約30バーツ、屋台の料理が80バーツ程度なので、現在のレートで計算すると高めに感じるかもしれません。

3. 現金とキャッシュレスの使い分け

支払い方法	特徴
現金	– ローカルな市場や屋台、タクシーやBTS(スカイトレイン）などで必須 – 少額でも用意しておくのがベター
キャッシュレス	– クレジットカードやデビットカードでの支払いが可能な場所が多い – カード手数料やレートに注意

4. ベストな両替タイミングとは？

• 為替レートが良いときに両替するのが基本。日ごとの為替変動を確認しましょう。
• 大量に両替する場合、1回ですべてではなく、必要な分だけ小分けに両替するのも賢い方法です。

5. 両替時の注意点

• 手数料：両替所によって手数料の仕組みが異なるので事前確認を。
• 偽札のリスク：街中の非公式な両替所を避け、信頼できる店舗を利用する。
• パスポートの携帯：ほとんどの両替所でパスポート提示が必要です。

両替場所の選択肢と特徴

両替場所	特徴	メリット	デメリット	おすすめの使い方
空港の両替所	到着後すぐに両替が可能。深夜や早朝でも営業している店舗が多い。	利便性が良い	レートが悪い。手数料が高め。	少額を両替して初日のタクシー代や軽食代を準備する程度に利用。
タイ現地の銀行	安定したレートを提供。政府の規制のもと運営され信頼性が高い。	信頼性が高く、両替詐欺のリスクがない	手続きに時間がかかる。営業時間外は利用不可。	信頼性を重視する場合に適している。
街中の両替所	高レートの店舗が多いが、店舗選びが重要（非公式や評判の悪い店舗に注意）。	空港や銀行よりも有利なレートが得られることが多い	偽札や不正なレートのリスクがある。	大手チェーン（例: SuperRich）を利用し、事前に口コミを確認する。
日本国内の両替所	旅行前に両替を済ませることで現地でのトラブルを避けられる。	出発前に準備できる安心感がある	現地の両替よりもレートが悪い傾向がある。	旅行前に安心感を得たい場合に利用。
ATM（現地引き出し）	デビットカードやクレジットカードを利用して現地のATMで引き出し可能。手数料が発生する点に注意。	必要なときに現金を引き出せる便利さ	ATM手数料とカード会社の為替手数料がかかる。	高額をまとめて引き出し、手数料負担を抑える。提携銀行の有無を確認する。

おすすめの両替場所

1. スワンナプーム国際空港地下にある両替所

日本からスワンナプーム国際空港に到着し、イミグレーションを通過して預け荷物を受け取ると、2階の到着ロビーに出ます。このエリアにもいくつか両替所がありますが、レートがあまり良くないため、利用には注意が必要です。

空港内で少しでもレートの良い両替をするなら、B階に降りたところにある両替所がおすすめです。このフロアに並ぶ両替所は、どれもほぼ同じレートを提供しており、空港到着後すぐにバーツを交換したい場合に便利です。

また、スケジュールが詰まっていて市内の高レートの両替所に行く時間がない場合は、こちらで全額をバーツに交換するのも一つの選択肢です。

B階の両替所を利用するメリット・デメリット

項目	詳細
メリット	– レートが良い – 短時間でスムーズに両替が可能 – タイに到着後すぐにバーツが使える
デメリット	– 現地到着までバーツが手元にないため、多少不安がある。 – 営業時間が5：30〜23：30のため、フライトの到着時間によっては使用できない

2. バンコク市内にある両替所「スーパーリッチ（SuperRich）」

「スーパーリッチ（SuperRich）」は、タイを代表する大手両替所の一つです。特に外国人観光客に人気があり、良い為替レートを提供することで知られています。

バンコクをはじめ、タイの主要都市や観光地に支店があり、安定したサービスを提供しています。

スーパーリッチの中でも、Asok駅直結の商業施設「Terminal 21」に入っている支店や、Chit Lom駅近くの本店は特に高レートで知られています。もし宿泊先から近ければ、これらの支店を利用すれば間違いありません。

Asok駅のTerminal 21 アクセス

Chit Lom駅にある本店 アクセス

緑の看板でおなじみのスーパーリッチは、バンコク市内で高レートを誇る老舗の両替商です。その評判は日本人旅行者だけでなく、地元タイ人にも支持されるほどの人気ぶりです。また、40以上の通貨に対応しています。

オレンジのスーパーリッチ（SuperRich1965）は、1965年に創業しました。その後、1999年には緑のスーパーリッチ（SuperRich Thailand）、2011年には水色のGrand Superrichが、それぞれ独立して営業を開始しています。いずれもSuperRich1965の創業者夫妻の血縁者が経営しているものの、ビジネス上は完全に別々の存在です。
また、2022年末には、緑のスーパーリッチの一部店舗が「OH!RiCH Superrich Thailand」という名称にリブランドされました。

両替で損しないためのポイント

タイ旅行でバーツを両替する際、適切な方法を選ばないと無駄な手数料や不利なレートで損をすることがあります。

1. レートの比較を怠らない

両替を行う際は、必ず複数の場所で提示されているレートを比較しましょう。同じタイミングでも、空港、銀行、街中の両替所でレートが大きく異なることがあります。事前にインターネットで調べたり、タイ現地の両替レートを確認できるアプリを利用するのもおすすめです。

2. 両替額を計画的に決める

必要以上に両替を行うと、余った現金を再度日本円に戻す際に損をする可能性があります。また、ATMを利用する場合は、一度に多くの額を引き出すことで手数料負担を軽減できます。

3. 信頼できる店舗を利用する

特に街中の両替所では、高いレートを提供する一方で、偽札や不正なレートに関わるリスクがあります。信頼性の高い大手チェーンや口コミ評価が良い店舗を選びましょう。

4. レートが良い時間帯や時期を狙う

為替レートは日々変動します。経済ニュースや市場動向をチェックし、可能であればレートが良いタイミングを見計らって両替を行いましょう。

5. クレジットカードやデビットカードを賢く活用

現地のATMで引き出す際にクレジットカードやデビットカードを利用すると、便利かつ安全です。ただし、カードによっては為替手数料やATM手数料が発生するため、事前に条件を確認しておきましょう。

6. 小額紙幣を準備しておく

現地でのお釣りの受け取りや支払いの際、小額紙幣があると非常に便利です。両替時に小額紙幣も混ぜてもらえるか確認しましょう。

まとめ

タイ旅行を快適に過ごすためには、両替に関する計画と工夫が欠かせません。適切な両替場所を選び、レートを確認し、必要な額を計画的に両替することで、余計なコストを抑えられます。これらのポイントを押さえて、賢く両替し、思い出に残る旅行を楽しみましょう。