海外赴任が決まった方や、これから海外移住を考えている方にとって、
「日本の携帯番号をそのまま維持するか、それとも解約するか」は悩ましい問題ですよね。
長年使い続けてきた番号は手放したくないし、日本へ一時帰国した際にはそのまま使えた方が便利。
でも、海外生活では何かと出費が増えるため、日本での通信費はできるだけ抑えたいところです。
そんな方におすすめなのが、日本の番号を維持しつつ通信費をぐっと抑えられる格安SIMの活用です。
これから海外に渡航する方はもちろん、すでに海外にお住まいの方にとっても、大きな節約につながる選択肢になります。
格安SIM「povo2.0」

海外に長期滞在しながら、日本の携帯番号を引き続き維持したい方におすすめなのが、日本の格安SIM povo2.0(ポヴォ) です。
私自身も現在利用していますが、海外在住者にとってとても使い勝手がよく、かなりおすすめできるサービスだと感じています。
povo2.0は、au(KDDI)が提供するオンライン専用の料金プランで、2021年にスタートしました。
月額基本料金が0円という特徴があり、低コストかつ柔軟に使える点が大きな魅力です。
povo2.0では、データ通信量や通話オプションを「トッピング」として追加する仕組みになっています。
このトッピングの種類はとても豊富で、
- データ容量タイプ
- 期間限定のデータ使い放題タイプ
- 通話向けのオプション
など、自分の使い方に合わせて自由に選ぶことができます。
日本に一時帰国するタイミングだけデータ通信を使ったり、普段は番号を維持するだけにしたりと、ライフスタイルに合わせた使い方ができるのも、povo2.0ならではの特徴です。
また、povo2.0には、海外在住者にとってうれしいポイントがいくつかあります。
- 基本料金が月額0円
povo2.0は、基本料金が月額0円で、必要なときだけ「トッピング」で通信量を購入する仕組みです。
無駄な固定費がかからないため、海外在住者や一時帰国が多い方にも向いています。 - 2. アプリで全て完結
契約手続きからプラン変更、トッピングの購入まで、すべてアプリ内で完結します。
店舗に行く必要がなく、操作もシンプルなので、海外からでも管理しやすいのが特徴です。 - 国内外のSMS受信が無料
海外滞在中でも、SMSの受信は無料です。
銀行や各種サービスの認証用SMSも問題なく受け取れるため、日本のサービスを利用し続けたい方には大きなメリットです。 - データのちょい足しができる
データ容量が足りなくなった場合でも、アプリからすぐにトッピングを追加購入できます。
購入後は即時反映されるため、急に通信が必要になったときでも安心です。 - au回線で安心の通信品質
povo2.0は、安定したau回線を使用しています。
都市部はもちろん、山間部やキャンプ場などでも繋がりやすく、5Gにも対応しているため、快適に利用できます。
povo2.0 利用時の注意点
povo2.0は月額0円で使えるのが魅力ですが、使う前に知っておきたい注意点がいくつかあります。
180日に1度はトッピング購入が必要
povo2.0では、180日間に一度も有料トッピングを購入しない状態が続くと、利用停止の対象となります。
そのため、日本の電話番号を維持したい場合は、定期的なトッピングの購入が必要です。
購入するトッピングは、金額に関係なく、現在販売されている有料トッピングであればどれでもOKです。
トッピングは100円台から購入できるものもあり、種類も豊富なので、通信量や利用日数など、自分の使い方に合わせて自由に選べます。
定期的にトッピングを購入しておけば、日本の電話番号を維持したまま、povo2.0を安心して使い続けることができます。
なお、以下はpovo2.0が公式に発表しているトッピングの利用期間です。
この期間内にトッピングの利用が確認できない場合は、順次利用停止となりますので、あらかじめご注意ください。


私は、日数計算サイトを確認しながら、期限を過ぎないギリギリのタイミングでトッピングを追加購入しています。
こうして管理することで、無駄なく効率的にトッピングを使い切ることができています。
契約には本人確認書類と日本の住所が必要
povo2.0は契約時に以下、いずれか1点の本人確認書類が必要です。
- マイナンバーカード
- 運転免許証
- 在留カード
の以下いずれか1点。
※パスポートでの手続きは条件が異なる場合があるため、事前に公式情報を確認することをおすすめします。
また、物理SIMを選択する場合は、日本国内のSIMカード受け取り住所が必要になります。
物理SIMを選択する方は、渡航前に日本の住所があるうちに、SIMカードの受け取りを済ませておくのがベストです。
その他注意点
そのほかにも、povo2.0を利用するうえで事前に知っておきたい注意点があります。
特に海外在住者の場合、あとから不便に感じやすいポイントもあるため、以下をあらかじめ確認しておくと安心です。
- 海外ローミングは高額
povo2.0は海外ローミングが割高です。
海外長期滞在での利用は非推奨。あくまでも日本の番号維持が主目的に適しています。 - 通信速度制限あり
トッピングなし=通信量0GBの場合、通信速度は最大128kbps。
テキストメッセージ程度は利用可能ですが、通常のインターネット利用には不向きです。 - 対応端末の確認が必要
利用にはSIMフリー端末が必要です。
povo公式サイトで対応機種かどうかを事前に確認することをお勧めします。 - オンライン専用サポート
povo2.0のサポートは完全オンラインです。
店舗対応はなく、すべて自己対応が基本となります。
povo2.0の手続き方法
povo2.0の手続き方法はとてもシンプルですが、その前に、選べるプランや基本的な仕組みについて簡単にご説明します。
「通話+データ」プラン と「データ専用」プランの違い
まず、povo2.0には、
- 「通話+データ」プラン
- 「データ専用」プラン(※通話・SMS・MNP不可)
の2種類があります。
ただし、今使っている日本の携帯番号をそのまま維持したい場合は、「通話+データ」プラン一択となります。
データ専用プランは、本人確認書類が不要なため申し込みのハードルはやや低いものの、通話やSMSが利用できず、番号の引き継ぎ(MNP)もできません。
そのため、日本の電話番号を維持したいという目的には合いません。
海外在住中も日本の電話番号をキープしたい方は、必ず「通話+データ」プランを選択するようにしましょう。
SIMカードとeSIMの違い
また、povo2.0は 「物理SIM」 と 「eSIM」 の2種類から選ぶことができます。
ただし注意点として、日本国外からは開通手続きができません。
そのため、どちらを選ぶ場合でも、渡航前に日本国内で開通作業を完了させておく必要があります。
- 物理SIMとは
物理SIMは、スマートフォンに差し込んで使用する従来型のSIMカードです。
eSIM非対応の端末を使っている方や、設定に不安がある方には、物理SIMのほうが安心です。
ただし、日本国内のSIMカード受け取り住所が必要になるため、渡航前に受け取りを済ませておく必要があります。 - eSIMとは
eSIMは、SIMカードを差し込む必要がなく、QRコードを読み込むだけで設定できるデジタルSIMです。
郵送の受け取りが不要なため、手続きがスムーズなのがメリットです。
ただし、すべての端末がeSIMに対応しているわけではないため、申し込み前に必ずpovo2.0の公式サイトで対応端末かどうかを確認してください。
| 項目 | 物理SIMとは | eSIMとは |
|---|---|---|
| 形状 | 物理的なチップカード | 端末内蔵の組み込み型(取り外し不可) |
| 設定方法 | 端末に差し込む | QRコードやプロファイルでデジタル設定 |
| 利便性 | 端末にカードの差し替えが必要 | デジタル切り替えで端末変更が簡単 |
| キャリアの切替 | 端末にカードの差し替えが必要 | デジタル設定を変更するだけで切替可能 |
| 互換性 | SIMロックが解除された端末で利用可能 | 対応端末は限定的 |
海外在住を予定している方は、渡航前に日本国内で開通まで完了させること、そして自分の端末や利用スタイルに合ったSIMタイプを選ぶことが大切です。
手続きに必要なもの
「通話+データ」プランの契約時に必要なものは以下になります。
- メールアドレス (※キャリアメール利用不可)
- 本人確認書類(運転免許証/マイナンバーカード/在留カードのいずれか1点)
- クレジットカード
- 利用端末
手続きの流れ
ここでは、「通話+データ」プランを物理SIMで利用する場合の開通までの流れをご説明します。
その前に、お使いの端末がpovo2.0に対応しているか、またSIMロックが解除されているかを、povo2.0の公式サイトで事前に確認しておきましょう。
MNPとは、キャリア(携帯電話会社)を変更しても電話番号をそのまま使用できる制度です。
povo2.0はMNPワンストップのため、現在のキャリアに対してMNP予約番号の発行手続きは不要です。
SIMカードは、登録した日本国内の住所宛に郵送で届きます。
届いたら、同封されている案内または povo2.0公式サイトの手順に従って開通手続き(SIMの有効化)を行いましょう。
- 通常、申し込み後 1〜2日以内に発送され、早ければ 申し込みから2〜3日ほどでSIMカードが届くことが多いようです。
配送状況は povo2.0のアプリから確認でき、あわせてクロネコヤマトの追跡サービスも利用できるため安心です。 - なお、SIMの開通手続きは、午前9時30分から午後8時までの間に、アプリを通じて行う必要があります。
スムーズに手続きを進めるためにも、時間に余裕を持ってSIMカードを受け取れるようにしておくと良いでしょう。
eSIMの場合〉
povo2.0のアプリの画面の指示に従ってeSIMの有効化等を実施します。
iPhoneとAndroidで異なりますので、詳しくはpovo2.0の公式サイトからご確認ください。
- 午前9時30分から午後8時の間に申し込みが完了すると、最短で10分~1時間ほどで開通されることが多く、すぐに利用を開始できます。
- 午後8時以降に手続きを完了した場合は、翌朝9時30分以降に開通処理が行われますので、利用開始を急ぐ場合は午前の時間帯がおすすめです。
まとめ
私が povo 2.0 に乗り換える前は、他社の格安SIMを使っており、年間で 15,576円 もの費用がかかっていました。
ところが、povo 2.0に乗り換えてからの1年間の支払いはたったの790円!
なんと、年間14,786円の節約 に成功!
povo 2.0での実際の購入履歴
2023年1年間の総額は780円、2024年は400円でした。


povo 2.0は、通信コストを最小限に抑えたい人や、日本の携帯番号を維持しつつ柔軟に使いたい人に向いているプランです。
基本料金0円とトッピング制というシンプルな仕組みで、無駄な出費を避けながら必要なサービスだけを選べるのが大きな魅力です。
これから海外赴任・移住する方、すでに海外在住中の方も、povo2.0を利用して賢く便利に日本の携帯番号を維持しましょう。
- 月額0円で日本の携帯番号を維持できる。ただし180日に一度トッピングの購入必要
- SMS の受信のみであれば無料枠の中で利用できる
- 海外ローミングは割高になる
- 残量0GBの場合、通信速度は最大128kbpsに制限される(かなり遅い)







