タイの文化を象徴するスポーツといえば、ムエタイ。
本場タイで観るムエタイは、伝統的な儀式や音楽が融合した格闘技で、独特なリズムに合わせて繰り広げられる選手たちの戦いは迫力満点です。
観客席の熱気や、スタジアム全体を包むタイ独特の雰囲気も見どころの一つ。タイ旅行を計画するなら、一度は体験したい文化の一つです。
しかし「ムエタイ観戦のチケット購入方法や観戦の流れがわからない」という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、私がよく訪れる ラジャダムナン・スタジアムのチケット入手方法や観戦のコツなどを、わかりやすく解説します。
これを読めば、本場タイでしか味わえないムエタイ観戦の魅力を存分に楽しめるはずです!
ラジャダムナン・スタジアムの基本情報


名称 | ラジャダムナン・スタジアム(Rajadamnern Stadium) |
所在地 | 8 Rajadamnern Nok Road, Wat Somanas, Pomprapsattruphai, Bangkok 10100, Thailand |
アクセス | BTSラーチャテーウィー駅またはMRTサムヨート駅からタクシーで約15〜30分。カオサン通りからは徒歩約10分。 |
営業時間 | 月・水・木:18:00〜21:00、日:17:00〜21:00 |
チケット | VIPラウンジ:4,500バーツ、VIPカウンター:3,500バーツ、リングサイド:2,500バーツ、クラブクラス:1,800バーツ、LEOセクション:1,500バーツ |
公式サイト | https://rajadamnern.com/ |
チケットの購入
チケットは現地の窓口やオンラインで購入可能です。
現地でチケットを購入する場合は、試合開始の1時間ほど前に到着してもVIP席などは埋まっていることが多いですが、比較的安い席は1時間前でも購入できます。
席種はVIP席や一般席など、予算に合わせて選べます。少しリングから遠い座席でも大きなライブスクリーンがあるので、ストレスなく楽しめます。
ビール好きの方には、ビール飲み放題が含まれた席を購入するのがおすすめです。
試合観戦中、スタッフが席を回ってビールを提供してくれるため、追加料金なしで好きなタイミングに注文できます。ムエタイ観戦とともに冷えたビールを楽しめる贅沢な体験ができます。
観戦の楽しみ方
座席によっては試合中ビール飲み放題なので、早く会場入りして試合が始まるまでビールを飲みながら雰囲気を楽しむのも◎です。
試合日によりますが、男女両方の試合が見れたり、日本人選手が出ている時もあったりと、さまざまな試合が見れるのも楽しいです。
試合内容 | 全体で10試合程度が行われます。序盤は若手やアマチュア選手、後半にはプロ選手の迫力ある試合が観られます。 |
伝統儀式 | 試合前に「ワイクルー」という舞が披露され、ムエタイの伝統文化を楽しめます。 |
音楽と雰囲気 | 試合中はタイの伝統音楽が生演奏され、会場全体の雰囲気をさらに盛り上げます。 |
注意点
会場内の温度 | エアコンが効いており寒い場合があります。寒がりの方や長時間観戦予定の方は軽めのジャケットやストールを持参するのがおすすめです。 |
服装の注意 | 会場の床にはビールや食べ物が散乱していることがあります。ロングスカートなど床に触れる服装は避け、動きやすく丈の短い服装を選びましょう。 |
トイレ事情 | 比較的綺麗でトイレットペーパーも用意されています。個室の数が少ないため女子トイレは混雑しやすいです。 |
試合終了時間と帰りの注意 | 全試合を観戦すると終了は23時前後。 スタジアム前にはタクシーが待機していますが混雑や観光客向けの割高請求がある場合も。料金交渉や配車アプリの利用をおすすめします。 |
ムエタイ(Muay Thai)とは

ムエタイ(Muay Thai)とは、タイの伝統的な格闘技で、「タイ式ボクシング」とも呼ばれます。
約2000年の歴史を持つムエタイは、単なる格闘技ではなく、タイの文化や精神を象徴する重要な存在です。
特徴 | 説明 |
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8つの武器 | 拳、肘、膝、足を使って戦うため「8つの武器の技術」と呼ばれ、多彩な攻撃技術が特徴。他の格闘技にはない多様性があります。 |
リズムと音楽 | 試合中に伝統音楽「サラマッター」が流れ、そのリズムに合わせて戦います。試合前の「ワイクルー」では、師匠や神々への感謝を込めた舞いが行われます。 |
競技としての発展 | 伝統武術から発展し、現在はルールが整備されたプロスポーツとして世界的に普及。特にバンコクの「ラジャダムナン・スタジアム」「ルンピニ・スタジアム」は観戦の聖地です。 |
歴史 | 戦場での戦闘技術を起源とし、古代タイ兵士が武器を失った際の近接戦闘術として発展。国技としての地位を確立し、現代ではエンターテインメントとしても人気です。 |
バンコクの観戦会場
バンコクにはムエタイ観戦ができる会場がいくつかあります。
中でもラジャダムナン・スタジアムは人気の会場ですが、旅程や滞在エリアに合わせて会場を選ぶと良いでしょう。
ラジャダムナン・スタジアム (Rajadamnern Stadium)
項目 | 詳細 |
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概要 | タイで最も古いムエタイスタジアムの1つで、1945年に設立。伝統的で格式ある会場で、多くのプロファイターの試合が行われます。 |
試合日 | 基本は月曜、水曜、木曜、日曜の19時(日曜日のみ18時)から。 |
特徴 | VIP席から一般席まで選択可能。タイ王室とも縁が深いスタジアム。 |
ルンピニ・スタジアム (Lumpinee Boxing Stadium)
項目 | 詳細 |
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概要 | 1956年に設立され、かつてバンコク中心部にありましたが、現在は郊外のラムイントラ地区に移転。ムエタイのもう1つの聖地とされています。 |
試合日 | 火曜、金曜、土曜の18時30分から。 |
特徴 | 陸軍が運営しており、スタジアムの雰囲気はスポーティーで賑やか。 |
MBKファイトナイト
項目 | 詳細 |
---|---|
概要 | MBKショッピングセンター前で行われる無料のムエタイイベント。アマチュア選手からプロ候補生まで幅広い選手が試合をします。 |
試合日 | 毎週水曜日の夕方。 |
特徴 | 観光客向けで気軽に楽しめる雰囲気。 |
アサイラム・ボクシング・スタジオ (Asylum Boxing Stadium)
項目 | 詳細 |
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概要 | 小規模ながら本格的なムエタイの試合が見られる新しいスポット。観光客にも人気です。 |
試合日 | 不定期のため公式サイトやSNSで要確認。 |
特徴 | リラックスした雰囲気で、観戦のハードルが低い。 |
まとめ
1. 本場の臨場感を体験できる
タイの伝統的な格闘技を、地元のスタジアムで観戦することで、テレビや動画では味わえない迫力や緊張感を肌で感じられます。
2. 文化や伝統に触れられる
試合前に行われる「ワイクルー」という儀式的な舞や、生演奏の伝統音楽など、ムエタイは格闘技であると同時にタイ文化そのものを表現しています。
3. 誰でも楽しめる内容
格闘技ファンはもちろん、初心者でも動きの美しさや選手同士の駆け引きに魅了されます。試合の内容は老若男女問わず楽しめるものです。
ムエタイはスポーツとしてだけでなく、文化的な体験としても楽しめるので、初心者でも充実した時間を過ごせるでしょう。
タイを訪れる際には、本場のムエタイ観戦をぜひ楽しんでみてください!
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