タイでの生活を快適に、そしてお得に楽しむために欠かせないアイテムのひとつが、タイ国内で発行されるクレジットカードです。
ショッピングや飲食、交通機関での支払いの利便性はもちろん、特典や割引、ポイント還元など、タイ在住者にとって魅力的なメリットが満載です。
特にUOBクレジットカードは、タイ在住者や長期滞在を予定している方におすすめの一枚。生活費の節約はもちろん、旅行やレジャーでの支払いにも役立ち、お得感を実感できます。
今回は、UOBクレジットカードの特徴やメリットを解説!カードの申込方法から、日々の生活費を節約する使い方、旅行先での活用法まで詳しくご紹介します。タイでの生活をより便利でお得に楽しむためのヒントが満載です。
タイで広がるキャッシュレス決済

タイ政府が推進する「キャッシュレス社会」政策の影響もあり、タイではQRコード決済(PromptPay)やモバイル決済アプリ(TrueMoney Walletなど)を利用した支払いが急増しています。
これに伴い、クレジットカードの利用機会も増加中。
特に観光地や都市部では、交通機関(BTS、MRT)、ホテル、ショッピングモール、飲食店など、幅広いシーンでクレジットカードによるスムーズな支払いが可能です。
海外でクレジットカードを使うメリットと注意点
項目 | メリット | 注意点 |
---|---|---|
安全性 | 大量の現金を持ち歩く必要がなく、盗難や紛失のリスクを軽減できます。また、不正利用が発生した場合もカード会社が対応してくれます。 | スキミングやフィッシング詐欺など、オンラインやオフラインでの不正利用リスクがあるため、利用明細をこまめに確認する習慣が必要です。 |
便利さ | 飲食店やショッピングモール、交通機関など幅広い場所で利用可能。特定のカードでは空港ラウンジの利用や割引などの特典も受けられます。 | 地方やローカル市場など、一部の店舗ではクレジットカードが使えないこともあるため、現金も適度に用意しておく必要があります。 |
緊急時 | 突然の医療費や帰国用航空券の購入など、大きな出費にも対応可能。 | 利用限度額を超えると使えなくなるため、事前に限度額を確認し、必要に応じて増額申請を行っておくと安心です。 |
UOBクレジットカードで生活費も旅もお得にする方法

UOBクレジットカードは、タイ国内の提携店舗で利用することで、特典や割引が受けられるのが魅力です。飲食店、ショッピングモール、映画館、ホテルなど、日常からレジャーまでお得に楽しめます。
✅ 旅行特典:条件を満たすと航空券割引、ホテル特別料金、空港ラウンジ無料利用などが用意されています。
✅ 飲食・ショッピング特典:高級レストランからカフェ、モールまで、割引やキャッシュバックが適用されます。
UOBクレジットカードは種類が豊富ですが、特におすすめなのが私が現在使っている「UOB PRIVI Miles Credit Card」です。

このカードの魅力は、日常の買い物やサービス利用で簡単にマイルを貯められること。特に、海外利用や特定提携店舗での支払いでは還元率が高く、効率よくマイルを積み立てられます。
ショッピングや旅行前後の支払いにも使えて、無駄なくポイントを貯められるのが特徴です。
さらに、空港ラウンジの無料利用、旅行保険、ホテル優待など旅行関連の特典も充実。頻繁に海外や国内を旅行する方には特におすすめです。
特典をフル活用すれば、旅のコストを抑えつつ、快適な移動と滞在を楽しめます。
UOB PRIVI Miles Credit Cardの詳細
マイルの自動積算
日常の買い物やサービスの利用で自動的にマイルが貯まります。利用額に応じてマイルが積算され、特典航空券やアップグレードに交換可能です。
旅行関連の特典
特典内容 | 詳細 |
---|---|
ロイヤル シルク ラウンジ無料利用 | 特定の条件を満たすと、スワンナプーム空港のロイヤル シルク ラウンジを暦年2回まで無料で利用可能。 |
空港リムジンサービス | 特定の条件を満たすと、空港送迎サービスを無料で利用可能。 |
旅行保険の補償内容 | – 旅行中の事故:最大 20,000,000 THB – 乗り継ぎ便の欠航:最大 100,000 THB – 手荷物の遅延:最大 100,000 THB – 手荷物の紛失:最大 100,000 THB 万全な補償内容で旅先のトラブルに対応。 *ただし、補償内容は変更される可能性があるため、公式ホームページを確認の上、旅行前に指定の電話番号へ連絡して適用手続きを行う必要あり。 * また、旅行保険を有効にするには、出発の数日前までに電話で申し込みを行う必要がある。 |
UOB PRIVI MILES Rewards-マイル交換レート | – 1.2 UOB ポイント = 1 マイル(ロイヤルオーキッドプラス、クリスフライヤー、アジアマイル) – 3 UOB ポイント = 1 マイル(エバー航空、カタール航空、バンコク航空) |
海外利用での高いマイル還元率
特定の外国通貨での利用に対して、以下のような高いマイル還元率が適用されます。
- THB 12 = 1 Rewards Point: 12 THB のご利用ごとに 1 ポイント獲得 (シンガポール、インドネシア、マレーシア、ベトナムの場合)
- THB 15 = 1 Rewards Point: 15バーツのご利用ごとに1ポイント獲得
その他の特典
- ショッピング特典: 提携店舗での割引やキャッシュバックなど、日常の買い物をよりお得に楽しめる特典があります。
- オンラインショッピング: 特定のオンラインプラットフォームでの利用で、追加のマイルやポイントが獲得できます。
UOB PRIVI Milesクレジットカードの申請資格と会費
年会費
項目 | 詳細 |
---|---|
初年度の年会費 | 無料 |
翌年の年会費 | 4,000 THB |
年会費免除条件 | 年間300,000 THB以上の支出 |
猶予期間(無利息期間) | 前回の請求サイクルの日から最大55日間 |
申請者の資格要件
条件 | 詳細 |
---|---|
年齢 | プライマリカード: 20~60歳、補助カード: 15~80歳 |
月収 | タイ人: 50,000バーツ以上、外国人: 50,000バーツ以上 |
雇用履歴 | 従業員: 4か月以上(試用期間を経る必要あり)、自営業: 3年以上 |
UOB PRIVI Milesカード申請から利用開始までの流れ

UOB PRIVI Milesクレジットカードの申請はとても簡単で、特にオンライン申請がおすすめです。時期によっては、オンライン申請ならポイント付与などの特典が付くこともあります。
以下の手順に沿って進めると、スムーズに申請を完了できます。
まず、こちらからUOB公式ホームページにアクセスし、「UOB PRIVI Miles」を選択してください。
【Apply now!】のボタンをクリックし、必要事項を入力して送信ボタンを押します。
送信が完了すると、3営業日以内に登録したメールアドレス宛にUOBの担当者からメールが届きます。このメールには申請書が添付されているので、印刷して必要項目を記入してください。
メールには、申請書添付の他に申請に必要な書類についての詳細な案内が記載されています。私の場合は以下の書類を準備しましたが、UOBからのメールの案内に従って、全ての書類を揃えてください。
- 申請書(片面印刷)
- パスポートのコピー(青ペンでパスポートと同じ署名)
- 労働許可証のコピー(パスポートの詳細が記載されている全てのページ。青ペンでパスポートと同じ署名)
- 6か月分の銀行取引明細書(銀行で取得可能/100THB)
- 通帳の名前と口座番号が記載されているページのコピー(青ペンでパスポートと同じ署名)
- 1か月分の給与明細書または給与証明書(30日以内に発行、職位と基本給明記 )

申請の際は、提出書類の有効期限に十分注意しましょう。
私の場合、申請時にちょうどワークパーミットの更新期間と重なってしまい、申請が一度却下されるトラブルがありました。
その後、更新済みのワークパーミットを再提出することになり、余計な手間がかかってしまいました。
必要書類が揃ったら、担当者に連絡を入れましょう。担当者がバイクタクシーを手配してくれるので、準備した書類を渡せば提出完了です。
書類提出後、UOBの担当者から「書類受領完了」の連絡と、クレジットカードに関する説明の電話があります。さらに、本人確認のため、後日Microsoft Teamsを使ったオンライン認証が必要です。この電話で日程を調整します。
オンライン認証では、パスポートの顔写真ページをカメラで提示して本人確認を行います。所要時間は約2分程度です。
審査は通常1〜2週間程度で完了し、その後、登録した住所にクレジットカードが以下のような封筒で郵送されます。





ちなみに、電話やメールでのやり取りはすべて英語で行われます。そのため、英語に不安がある方は、会社のタイ人スタッフや英語が得意な方にサポートをお願いすると安心です。
クレジットカードが届いたら、アクティベート(利用開始手続き)を行いましょう。同封の案内に従って簡単に手続きできます。方法は以下の2つです:
- 電話でアクティベート
- アプリを使ってアクティベート
特にアプリをダウンロードしてのアクティベートは簡単で、同封の案内手順に従って進めるだけでスムーズに利用を開始できます。
これで、クレジットカードの申請からアクティベートまでのすべてが完了です!
注意点として、私の場合、UOBクレジットカードを申請後、最初の利用限度額は1ヶ月あたり5万THBでした。
5万THBではフライトチケットやホテルの手配ですぐに上限に達してしまうため、電話で10万THBまで引き上げてもらいました。
しかし、それ以上の増額は、カード利用開始から6ヶ月が経過しないと申請できないとのことです。
ちなみに、私と収入があまり変わらない友人は、初回から私より高い限度額が設定されていたため、収入だけでは限度額が決まらないようです。最初は限度額が低く、使い勝手に不便を感じるかもしれません。
ただし、6ヶ月経過後には、最寄りのUOB支店で上限アップの申請が可能です。申請時には、6ヶ月分のバンクステートメントとパスポートの原本が必要になるので、あらかじめ準備しておくとスムーズです。
UOB PRIVI Milesクレジットカードの基本的な使い方


UOBの銀行口座をお持ちなら、クレジットカード申請時に口座番号を記載することで、日本同様に自動引き落としが設定できます。
口座をお持ちでない場合は、普段使っているタイ国内の銀行アプリで支払いが可能です。UOBからは翌月20日前後に明細書が届き、QRコードやバーコードをアプリで読み取って金額を入力するだけで支払い完了です。
また、明細書を待たずに、クレジットカード利用後すぐにアプリから支払いも可能。ここではBangkok Bankのアプリを例に手順を紹介しますが、ほとんどのタイの銀行アプリでも同様に対応できます。
クレジットカードを利用すると、使用した金額が赤枠内に表示されます。















クレジットカードの支払いが遅延すると、未払い残高に対して年利16%が適用されます。すぐにアプリで利用分を支払うなど、あらかじめルールを決めておくと、払い忘れを防ぐことができて安心です。
アジアマイル交換とJAL便搭乗の裏技
最後に、UOB PRIVI Milesクレジットカードでアジアマイル(キャセイパシフィック航空のマイル)を活用し、JAL(日本航空)のコードシェア便に乗る方法をご紹介します!
UOBクレジットカードで貯めたポイントをアジアマイルに交換します。
- 交換レート: 1.2 UOBポイント = 1 アジアマイル
- 交換はUOBのアプリまたはウェブサイトで簡単に手続き可能です。
アジアマイルは、キャセイパシフィック航空をはじめとするワンワールドアライアンスの提携航空会社で利用可能です。JALもワンワールドのメンバーなので、以下のようにコードシェア便で利用できます:
- キャセイパシフィック航空またはJALのコードシェア便を検索。
- 必要な区間をアジアマイルのウェブサイトで確認し、特典航空券を予約します。
例:
バンコク(BKK) → 東京(NRT)
この区間でキャセイパシフィック航空の特典航空券を発券すると、JALのコードシェア便で搭乗できる場合があります。
- 直行便より乗り継ぎ便が少ないマイル数で予約できる場合もあります。
例: バンコク → 香港(キャセイ) → 東京(JAL) - 特典航空券は早めに予約すると空席が見つかりやすくなります。
まとめ
タイでの生活をより快適にするために、UOBクレジットカードはとても便利です。
特に「UOB PRIVI Milesクレジットカード」は、高いマイル還元率と豊富な旅行特典が魅力。ホテル、レストラン、空港ラウンジなどの特典を活用し、マイルを貯めて特典航空券に交換できます。
タイでキャッシュレス生活をよりお得に楽しむために、ぜひUOBクレジットカードを活用してみましょう!
- タイ国内での利用が多い人
- UOBはタイ国内でのプロモーションや特典が充実しており、ショッピングやレストランでの割引を活用できる。
- UOBはタイ国内でのプロモーションや特典が充実しており、ショッピングやレストランでの割引を活用できる。
- QRコード決済やオンラインバンキングを活用する人
- 他銀行のアプリを使ったQRコード支払いが可能で、簡単にクレジットカードの支払いができる。
- 他銀行のアプリを使ったQRコード支払いが可能で、簡単にクレジットカードの支払いができる。
- クレジットカードの利用限度額を柔軟に調整したい人
- 6ヶ月の利用実績があれば、支店で上限引き上げの申請が可能。一定の収入があれば比較的審査も通りやすい。
- 6ヶ月の利用実績があれば、支店で上限引き上げの申請が可能。一定の収入があれば比較的審査も通りやすい。
- 旅行やホテル予約を頻繁にする人
- フライトやホテルの支払いにも使いやすく、特典付きのカードを選べばさらにお得に利用できる。
- フライトやホテルの支払いにも使いやすく、特典付きのカードを選べばさらにお得に利用できる。
- 日本帰国の際JALをお得に利用したい人
- UOBポイントを貯めることで、キャセイパシフィックのマイルと交換可能です。コードシェア便でJALを利用することも可能。
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